システム概要-QLルーフ<鉄骨造>

適用範囲

本プログラムは、屋根用デッキプレート『QLルーフ』の構造計算プログラムです。

主に、風荷重、積雪荷重等が屋根に作用した時に、デッキプレ-トに発生する応力及びたわみの検討を行います。
さらに、負圧(上向き)の荷重が作用する時には、デッキプレ-トから接合部を引き抜く力が発生するので、その接合部も検討します。

接合方法:打込み鋲・焼抜き栓溶接・ドリルねじ

検討方法

本プログラムは、平成12年改正の建築基準法・同施行令、及び下記告示に基づいて検討を行っております。
検討に際しての計算式・係数の詳細は、下記告示等を参照下さい。

積雪荷重関連平成12年建設省告示第1455号
平成19年国土交通省告示第594号(第2号三ホ)
[平成31年施行]
風荷重関連平成12年建設省告示第1458号
平成12年建設省告示第1454号

上記告示の計算式を用いず、荷重の係数を指定して計算を実行することも可能です。
その場合は、『荷重係数の定義』を「風・雪荷重値の係数を直接入力する」に変更して下さい。

また同様に、「風・雪荷重値の係数を直接入力する」では、施行令で定義された荷重の比率を変更して検討を行うことができます。
例えば、一般地域において長期でも積雪荷重を考慮したい場合、初期値「0」を「1」に変更して計算を実行して下さい。

留意事項

プログラムのご利用に際し、次事項をご了解下さい。

母屋板厚が6mm未満の場合はドリルねじ(適用板厚:2.3mm~6mm未満)、6mm以上の場合は焼抜き栓溶接または打込み鋲(適用板厚:6mm以上)を使用して下さい。
積雪量は各地区の例規等で積雪量の数値が指示されている場合には、その値をご使用下さい。
積雪荷重は、各都道府県で定める垂直積雪量を確認の上、数値を入力して下さい。
基準風速V0は、平成12年建設省告示第1454号で規定された風速が地域に応じて自動選択されます。直接指定する場合はボックスに数値を入力してください。
QLルーフの「屋根30分耐火認定」を適用する場合は、各認定番号の仕様内容の詳細(接合方法・接合間隔など)を弊社カタログ等でご確認下さい。

その他諸係数

デッキプレート・梁(母屋)間の接合強度(N)

デッキ板厚焼抜き栓溶接打込み鋲ドリルねじ
端 部中間部端部・中間部共端部・中間部共
1.2mm1170400021001570
1.6mm1560431022001570

たわみの制限値

単純梁・連続梁
長期スパンの1/250
短期スパンの1/180

著作権・免責事項について

□著作権
本プログラムの著作権は、JFE建材株式会社が所有します。  

□免責事項
本プログラムの使用にあたっては、使用者自身の責任の下に行ってください。本プログラムの使用によるいかなる損害に対しても、作者は一切の責任を負いかねます。